【Tableau】DATASaber:HandsOn - Intermediate I(Ord3)解説

はじめによんでください 

kaodora.hatenablog.com

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Q1

地域マネージャーをとるために、関係者シートを結合します。
都道府県に地理的役割を与えて、まず都道府県ごとの利益を出します。
それから地域ごとの利益を出します。
ダッシュボードで2つのシートを並べます。都道府県の方「フィルターとして使用」すると、もちろんその選択した都道府県が上のシートに反映されます。
しかしフィルターをかけたいシート(地域の利益シート)に戻って、フィルター編集から、除外にチェックを入れます。すると、選択した都道府県を除外した利益が、地域ごとの利益に反映されます。ベンリデスネ👀
地域ごとの利益に地域マネージャーも入れて、各地域で試してみましょう!

(おまけ)

 各地域の赤字の県を触ってみて、なんとなく中部地方かな?関東地方も良い線いってるかな?と少し曖昧じゃないでしょうか。
そこで、除外される前の利益との差を明確に出してみようと思います。

{FIXED[地域]:SUM([利益])}
地域ごとの利益を出してねという式です。「地域ごとの利益」という名前にします。

この式を使えばフィルターがかかってもそれに影響されません。
合計(利益)と合計(地域ごとの利益)を複合グラフにして、メジャーネームをサイズと色に入れます。フィルターをかけると、合計(利益)は除外したものを返しますが、合計(地域ごとの利益)は変わりません。

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これにはTableau内でのフィルターのかかる順番が関係しています。
今回使ったFIXED計算(FIXED計算)は,都道府県のフィルター(ディメンションフィルター)よりも先にかかるので影響しないということですね。
明確に元との差がわかりました!ここまで来たので数字も出してみましょう。

SUM(利益)-SUM(地域ごとの利益)
という式を作ります。名前は「元の利益との差」にします。


別のシートに地域ごとの元の利益との差を出し、ダッシュボードに追加します。フィルターをかけてから、先ほどと同じようにシートに戻って、フィルター編集で除外にチェックをつけます。それからヘッダーを外します。
これで明確に赤字の1県を除外して大きく利益が上がった地域が出せました!

Q2

 メーカー情報を取るためにサンプル - スーパーストア - メーカー情報.tdsxをブレンディングします。シートに直接ドラッグ&ドロップでOK。今回は製品idという同じ項目があるので、別途接続の編集をしなくて良さそうです。
売上のメーカー分布を出して、それをカテゴリで分け、利益で色をつけます。

(おまけ)

メーカーは今別のデータソースに入っていますが、注文(サンプルスーパーストア)に取り込むことができます。結合キーとなっている製品idを使います。
注文(サンプルスーパーストア)の製品idをビューにおいて、メーカーを並べます。
*この時製品idが鎖でつながっていることを確認してください。f:id:kaodora:20201221205611p:plain
メーカーを右クリックして、「プライマリグループの作成」を選択しグループを作成すると、取り込むことができます。
LOD計算をする際、同じデータソース内のものでないとできないので便利です!

Q3

 ここでは2016年、2015年の売上を比較するために計算式を使います。

IIF(DATEPART('year', [オーダー日])=2016,[売上],NULL)
もしオーダー日(年)が2016だったら、売上を返してね。じゃなかったらNULLね。という式です。DATEPARTは指定した日付単位の数値を返す関数ですが、打つのは手間だと思うので、ビューに年で落としてから計算式に入れると楽です👍

同じものを2015年で作ります。
それから2016年の売上をカテゴリごとに出して、リファレンスラインの追加から分布で2015年の売上を入れます。カテゴリごとの出したいので必ずセルで設定です。問題文に95%は超えていますか、とあるので今回は95,100にしましょう。
最後に
SUM(2016年の売上)>SUM(2015年の売上)
2016年の売上が2015年の売上より大きかったら真、あとは偽にしてね。というブール式を色に入れます。
家具は2015年の売上を超えていませんが、95%は超えています。

Q4

 サブカテゴリごとに1行単位の利益を出します。
テキストで最大値のみ表示にすると電話機が1番大きい利益を出していることがわかります。さらに、サブカテゴリごとの合計利益を出します。簡易表計算のランクで、電話機のみに表示させてみると、8位とそれほど好調でないことがわかります。
利益と合計(利益)の説明はこちらから!

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(オプション問題1)

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ランクチャートを作成します。
まずは赤字レコードを除外した利益を表す式を作成します。

IIF([利益]>0,[利益],NULL)
もし利益が0以上だったら利益を出してね、それ以外はNULLねという式です。「0以上の利益」という名前をつけます。

そして、利益と0以上の利益を複合グラフにしてから、それぞれでサブカテゴリのランキングを作ります。
ランクチャートを作るときの注意点ですが、Tableauの軸は上から順に並ぶので軸を反転させなければいけません(1(位)を上にしたいですよね)
そしてメジャーバリューを複製して、片方は円にもう片方は線にします。そして二重軸にしますが、同じものを複製して二重軸にするときは軸の同期をしなければなりません。円と線がぴったり合わなくなるからです。
この時点でチャートを触れば、サブカテゴリごとのランクの変動はわかりますが、ディテイルを作っていきます。

メジャーバリューを円のテキストに入れます。
位置を調整します。小数点以下を0にして、数字の前に#を入れます。円の色を白にして枠線を黒にします。
また次の式を線の色に入れます。
RANK(SUM([利益]))-RANK(SUM([利益が0以上])) 「ランクの差」
これでランクの増減を色でも見ることが出来ます。
サブカテゴリとランクの差を線のテキストに入れて、テキストの中身を見やすいように変更します。
テキストの位置を調整し、ヘッダーの非表示にします。
最後に分析→表のレイアウト→詳細から下にあるメジャーネームを上に表示させたら完成です。
このランクチャートはお師匠に教えていただいた技でした!さすが綺麗です😂

(オプション問題2)

Q4と同じようにサブカテゴリごとに1行単位の利益を出します。
そして、赤字レコードのもののみを見たいのでフィルターで利益が0以下のもののを表示させます。さらにメーカーで分け、利益をカウントしてメーカーの数(赤字レコードを出したメーカーごとの回数)を棒グラフで表します。
アップルやサムスンが多そうです。

Q5

 製品名の売上を出して、フィルターの条件で上位10位に絞ります。
フィルターに入れた製品名を右クリックするとセットを作ることができます。
さらにそれを複製して下位10位のセットを作ります。
データペインで2つのセットを選択して、「結合セットの作成」をします。
作成の際結合の内容を設定します。
結合セットをフィルターに入れて、さらにカテゴリで分けて製品の利益を見ます。
事務用品の利益は他のカテゴリに比べて小さいのでうまく比べることができません。そこで赤字の製品数を知りたいので、利益をフィルターに入れて利益が0以下のものに絞ります。そうすると、事務用品に赤字に製品が多いことがわかります。
数を明記するためにペイン(下)で、ランクを入れます.

Q6

 サブカテゴリごとに売上を出して、合計(利益)で0以上にします。

Q7

 サブカテゴリごとの売上を出して、(利益)で0以上にします。
Q6,Q7ともに集計・非集計の考え方だと思うのでよかったら過去の記事を読んでみてください!Q4の欄にリンクを載せました!

Q8

 黒字顧客をセットで設定します。
顧客名の利益を出して、顧客名をフィールドに入れて利益が0以上(>=)のものに絞ります。そこからセットを作成します。
オーダー月ごとに売上を出し、作成したセットを色に入れます。
簡易表計算の合計に対する割合を表(下)で設定します。テキストを表示させて、黒字(IN)は黒色、赤字(OUT)は赤色に色を変更します。

Q9

 Q3で作成した2016年の売上を使います。
オーダー月ごとに売上を出し、カテゴリを色に入れます。
売上を複製し、簡易表計算で累計にします。これらを二重軸にすると、色が6色になります。
棒グラフの方で、2015年の売上を詳細に入れ、リファレンスラインをセルごとに追加します。線は消して、下の塗りつぶしにします。

Q10

 顧客名における売上と利益の散布図を作成し、クラスターは利益の条件で5つに分けます。利益の低いクラスター4を選択してセットを作成します。 
 顧客名における割引率(平均になっている確認してくださいね!)と売上の散布図を作成し、クラスターは割引率の条件で5つに分けます。割引率の高いクラスター4を選択してセットを作成します。
データペインで2つのセットを選択して結合セットを作成します。
割引率は高いけど、利益は低くないという言葉に気をつけて条件を設定します。
顧客名における売上と利益の散布図を作成し、結合セットをフィルターに入れます。
さらに顧客区分で分けて、チャートを棒グラフに変更、利益を色に入れます。黒字は黒色に、赤字は赤色にします。
消費者区分は比較的黒字を出せているようです。

Q11

予算を取るために、サンプル - スーパーストア - 予算をドラッグ&ドロップで入れます。データをみてみると綺麗なデータではなさそうです。
そこでデータインタープリターを使用して、Tableauに整えてもらった後、ユニオンを新規作成してそれぞれをくっつけます。
それから年月が列に並んでいるのでピボットして、新たな年月と予算を作成します。
年月は日付フィールドに変換させましょう。
問題文にあるように、年月に2年足す計算式を作ります。注文(サンプルスーパーストア)とブレンディングさせるために、名前はオーダー日にします。

DATEADD('year',2,[年月])
DATEADDは指定した日付単位に増分を追加した日付を返す関数です。つまりこの式は、年月に2'年'足してね、という式になります。

それから、ブレンディングのためにエリアを地域に、製品カテゴリをカテゴリにしてテクノロジーを家電に変更します。

オーダー年、地域、カテゴリごとに売上を出します。
予算を詳細に入れて、リファレンスラインの追加から分布をセルごとに入れます。
問題文に従って、50,100とします。
そしてカテゴリを家電に絞ります。
合計(売上)>合計(予算)の色を入れて、最後に地域を北から順に並べます。