【Tableau】集計と非集計
集計・非集計とは?
今まで集計と非集計について、わかっているようでわかっていなかったのですがこの間お師匠に教えていただいて、ストンと落ちたのでここにまとめてみようかと思います!
集計と非集計というのは、言葉通り
集計されているか、されていないか、です!どん!
集計↓↓↓
「集計」は、サブカテゴリごとにデータが集まって一つになっています。
画像で指している棒グラフには、複数の[アプライアンス]が一つにまとめられているのです。
ですので、個別の[製品id]を表示することはできず「*」になっています。
[利益]は全部の[アプライアンス]の利益を足した合計となっているわけです。
ここで勘違いしてしまいがちですが(私だけかも)
「集計」は”まとめてあること”、ではありません!
このようにいろいろな計算があり、集計は'集めて計算してあること'
でいいんじゃないでしょうか!!文字にしてみると至極当たり前のことを言っていますが😓自分の中で整理ができたので結果オーライです⚾️
非集計↓↓↓
「非集計」は、個別のデータがサブカテゴリごとに並んでいます。
画像で指している円は、[アプライアンス]の製品の一つを指しています。
非集計では、それぞれの[製品id]、利益を見ることが出来ます。
集計・非集計の切り替え
集計と非集計は次の2つの方法で切り替えることが出来ます。
(他にも方法があれば教えていただきたいです〜)
分析バーの「メジャーの集計」の✅を入れれば「集計」、外せば「非集計」です。
ですが、シート丸ごと非集計になってしまうので集計と非集計を混在させたい時は、次の方法のようが良さそうです!
optionを押しながら、ドラッグアンドドロップすると
「#利益」
「#合計(利益)」、「#平均(利益)」、「#カウント(利益)」・・・とあります。
集計の種類が前についていたら「集計」、ノーマルだったら「非集計」を表しています。
混在させたもの↑
集計・非集計の使い分け
でもどんな時に集計と非集計使い分けるの??
Tableauを勉強をしていると、機能はわかったけどいつ使うんだろう?というものよくありませんか?(私だけかも(2回目))
では、集計、非集計を使う場面その1としてフィルターをかけてみることにします。
optionを押しながら、[利益]をフィルターに入れるとこんな画面になり、集計と非集計を選ぶことができます。
Tableauをやっていて私が一番ウッとなる瞬間です!!!
連続、不連続もそうですが、あれ!どれだろうって迷っちゃいますよね。(私だけかも
でも落ち着いていきましょう←
【利益が0以下のものを取ることにします】
*先ほどの画面の「#すべての値」(非集計)を選択します。
この最大値は159,588とあり、すべての製品の中で一番利益が高い製品がこの値ということですね。それでは、範囲を0〜にします。
すると、利益が0以下の製品は消えてしまいました。
上の棒グラフの値も、利益が0以下のものを集計(合計)したものの値に変わりました。
*それでは、先ほどの画面の「#合計」(集計)を選択します。
この最大値は7,019,099.6とあり、集計(合計)された利益が一番高いサブカテゴリ(この場合は椅子)がこの値ということですね。
それでは、範囲を0~にします。
すると、上の棒グラフのサブカテゴリ、[テーブル]が消えてしまいました。
集計(合計)された利益がマイナスのサブカテゴリのみ消えてしまったのです。
「利益が0以下のものを取る」と一言で言っても、集計と非集計では全然違います!
集計、非集計を使う場面その2です。
次は【利益が0以下のものに色をつけます】
SUM([利益])<0
という式(集計)を色マークに入れます。
すると、サブカテゴリごとに、利益が集計(合計)されたものでマイナスのものだけに色がつきます。
では、[利益]<0
という式(非集計)を色マークに入れます。
すると、サブカテゴリごとに、利益がマイナスの個々の製品に色がつきました。
これら2つの例は同じことを言っていますが、この2つで私がストンと落とすことができたのでどちらもご紹介しました!
まとめ
つまり集計と非集計を使えば見えることが違ってくるということなんです!!
少しまとめ方が強引でしょうか
例えば、この例で言えば
実は一番高い利益をもつサブカテゴリは、[電話機]ですが、集計の方で見てみると
6位なんですよね。
じゃあ、[電話機]の一番低い利益の製品を改善したら、集計のランキングはぐっと上がるんじゃないか、などさらに深い視点で分析をできるようになるということです。
もっともっと使えるパターンを増やして、集計と非集計マスターしていきたいと思います!(強引)
〜応用編〜