【Tableau】セットとは!~グループとの違い~
1.セットとはなんでしょうか!
セットとはディメンションから作られる、ある条件でIN/OUTの2つに分けるものです。
実際にセットを作ってみます。
製品名の売上TOP10をチェックしたい!
こんな時は、どうしますか!
製品名を行に入れて、売上を列に入れて、降順にして・・・
製品名をフィルターに入れて、条件で売上上位10に設定します。
できました!ふんふん、セットなんて使わなくてもできました。
ここからセットを作っていきますね。
このフィルターをクリックして、「セットの作成」をクリックするとフィルターと同じ条件のセットを作ることができます。
*地道に全部クリックしてもできます〜が、ここでは条件を指定できません。グループに似てますが(後述)
話を戻します!
作ったセットをフィルターに入れると、先ほどのフィルターを入れていた状態と同じになります。
では行にセットを入れると、製品名を売上TOP10という条件でINとOUTに分けることができます。
セットの特徴として、OUTを見ることができるというのがあります。これはフィルターにはできませんね。
ここでは製品名売上TOP10のセットを作ることができました!
2.グループとは何が違うの!
これグループでもできるんじゃない!?
とも思った人いますよね!(私です)
では製品名売上TOP10グループを作ってみます。
作ったグループをフィルターに入れると、先ほどのセットを入れていた状態と同じになります。
では行にセットを入れると、製品名を売上TOP10という条件でグループとその他(グループに以外)に分けることができます。
ますます一緒じゃーん!!
では、毎年製品名の売上TOP10をチェックしたい!
となったらどうでしょう。
"毎年"ということなので、年(オーダー日)をフィルター(単一値)に設定します。
下の画像では2013年の数字が出ていますが・・・
あれ、そもそも10個ないですね。売上TOP10の製品名を知りたいのに、10個ないですし
よくよく見ると、下のその他の売上はグループの売上を超えているものが多いです。
つまり、下の画像は2013年の製品名売上TOP10を出しているのではなく
売上TOP10(総合)の製品名の2013年での売上を出しているのです。
ちなみに10個ない理由は2013年に売上がない製品があるからです。
2014年に切り替えても、2015年に切り替えても製品名10個の中身は変わりません。
では、セットの方に年(オーダー日)を入れてみましょう。年(オーダー日)をフィルター(単一値)に設定します。
下の画像では、2013年の数字があります。
2014年や2015年に切り替えてみます。
2013年と同じ製品名ではないですよね
(2013年の売上TOP10製品名をグループにして色に入れています)
つまり、セットでは毎年の製品名売上TOP10を出しているのです。
最初の質問に返ってみると、「毎年製品名の売上TOP10をチェックしたい!」とのことなので、今回はセットの方が良さそうです。
2013年の売上TOP10製品を追いかけたい、というのであればグループの方が良いですよね。グループについてややこしくなったー!という方のためにグループ編どこかで書きます。
セットとグループは似ていますが、
セット→変動する
グループ→固定できる
と覚えると良いのではないでしょうか!
(おまけ)よく見る他のものを「その他」にまとめるのどうやるの?
これは、ずばり計算式です。
もし、製品名TOP10(セットのIN)だったら製品名を出してね。それ以外はその他にしてね。
という式を今入れている製品名の代わりに入れます。セット[製品名TOP10]を色に入れています。
その他を下にしたければ、手動で移動させるか
セット[製品名TOP10]を行に入れて、IN/OUTに分ければ下に移動させることができます。
セットのヘッダーを非表示にすればOKです。線が気になるようでしたら、書式設定で調整しましょう。
3.結合セットとは!
突然ですが
製品名売上TOP10と製品名売上WORST10は同時に表示させることができますか?
フィルターでは複数の条件を入れることはできませんよね?
ここで結合セットの登場です。
(合体的なね)
結合したいセットを2つ選択します。
右クリックから「結合セットの選択」をします。
ここで、ベン図が出てきます。意味を考えながら慎重に選びましょう。
製品名WORST10と製品名TOP10
製品名WORST10であり製品名TOP10の製品
製品名WORST10だけど製品名TOP10じゃない製品
製品名WORST10じゃないけど製品名TOP10の製品
↑TOP10もWORST10も売上で作っているセットなので、この場合下3つは意味がないです
この結合セットをフィルターに入れると、製品名売上TOP10と製品名売上WORST10を同時に出すことができました!
行に入れるとこんな感じです。
製品名売上TOP10と製品名売上WORST10がINになるというわけですね。
製品名売上TOP10と製品名売上WORST10を分けたいな〜という時はどうしましょうか。セット[製品名売上TOP10]を列と色に入れみましょう。
TOP10がINにWORST10がOUTになりました。セット[製品名売上WORST10]を入れれば逆になりますよね。
当たり前ですが、TOP10とWORST10では売上が全然違うのでOUTの方は潰れてしまいますので、行に入れて「軸の編集」から「独立した軸範囲」に設定すると良さそうですね。
結合セット、いろいろ使えそうですね〜!
DATASaberのOrdにもたくさん出てくるので、いっぱい練習しましょう!
4.セットアクションとは
ごめんなさい!アクション編に飛ばします(まだ書いている途中ですが)
後ほどここにリンクを貼ります。思っていたよりセットの奥が深かった・・・(土下座)
5.まとめ
- セットとはディメンションから作られる、ある条件でIN/OUTの2つに分けるもの
- フィルターとは違って、OUT(それ以外の部分)を見ることができる
- セット→変動する グループ→固定できる
- 結合セットは複数の条件を保持できる(ベン図で調整する)