【Tableau】DATASaber:Visual Best Practicell(Ord6)解説

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Visual Best Practicellはこれが正解!というのはない気がしています。
ここで述べるのはあくまで個人的見解であることをご了承ください!
そして、問題を解くのにあたり「Viewで見たいもの」「Viewの悪い点」「Viewの改善点」を述べます。
改めてViewを言葉で説明する難しさを感じました・・・。

Q1

○Viewで見たいもの
各サブカテゴリの全体に対する売上の割合f:id:kaodora:20210101120457p:plain
○Viewの悪い点
色数が多すぎる
角度の違いを識別するのが困難
ラベルがどこに割り振られているか識別するのが困難
色の凡例とグラフの位置が遠い
タイトルが不明瞭→サブカテゴリの売上金額シェア
売上のサイズの凡例に意味がない
サブカテゴリの並び順に意味がない

(円グラフについてはVisual Best Practice lで述べています)
kaodora.hatenablog.com


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○Viewの改善点
ツリーマップにして、売上の合計に対する割合を明確にする。
さらにカテゴリで分けることで、カテゴリ同士の売上の差を見ることもできる。
(But)ツリーマップは日本人が見慣れていないという欠点とともに、似たような四角の大きさのものはやはり数字を見る必要がある。また、ラベルが全て表示されるわけではない(オーバーラップなし)


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○Viewの改善点
棒グラフで全体に対する割合を降順に並べた。
ラベルがわかりやすい。
(But)一部と全体の関係を表せていない。

Q2

○Viewで見たいもの 
サブカテゴリごとの売上はそれぞれどの月に上がるのか、下がるのかf:id:kaodora:20210101133128p:plain
○Viewの悪い点
色数が多すぎる
線が重なってスパゲッティーのようになっている
意味なく同系統の色が使われているf:id:kaodora:20210101133337p:plain


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○Viewの改善点
面グラフにして、絡まりを解く。また、カテゴリで区切る。
(But)事務用品は数が多く、不明瞭である。


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○Viewの改善点
ランクチャートにして、絡まりを解く。また、カテゴリに分ける。
(But)Viewで見たいものを見ることはできるが、あくまでランクであり明確な数字ではないので、どのくらい上がったか、下がったのかを見ることはできない。

Q3

○Viewで見たいもの
四半期ごとの売上の予算達成/未達成を見たい

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○Viewの悪い点
棒の数が多すぎる
どちらが実績でどちらが目標なのか凡例を探し当てるまでわからない
異なる四半期の売上と目標金額を比較してしまう可能性がある
売上実績の時系列推移を見ることが困難
縦軸のラベル「値」に意味がない

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○Viewの改善点
ブレットグラフにして、予算達成したものに色をつけた。
予算達成率を表示させる。売上推移も確認する事ができる。

Q4

○Viewで見たいもの
売上と利益の相関性を知りたいf:id:kaodora:20210101151345p:plain
○Viewの悪い点
行が多すぎてヘッダーが潰れている(白くなって表示できない)
売上と利益の相関を理解できない

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○Viewの改善点
売上と利益の散布図を作成し、カテゴリに分ける。

Q5

○Viewで見たいもの
地域、サブカテゴリごとの利益を見たい。

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○Viewの悪い点
画面の縦幅が十分でなく、縦棒グラフが圧迫されて棒グラフの長さが機能していない
地域のソート順に意味がない
縦軸の目盛り(ヘッダー)の桁数が多い


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○Viewの改善点
横棒グラフにして、地域を北から南に並べる。
赤字の利益には赤色をつける。
各行を独立した軸範囲にして、同地域の中で比較しやすいようにする。
(But)しかし全体で利益の大小を確認することはできない。(棒グラフが潰れてしまう)


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○Viewの改善点
ハイライト表にして、表示をK(千単位)に丸める。
インタラクションなしに、同じ画面内で利益の大小を確認する事ができる。
Prreatentive attributeの色相と彩度を組み合わせている。

Q6

○Viewで見たいもの
各地域のカテゴリ売上割合、カテゴリ別売上、年・地域・カテゴリ別売上を見たい。

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○Viewの悪い点
地域・カテゴリ別売上マップは地域に分ける必要がなく、スクロールして見なければならず無駄なスペースになっている。
尚、カテゴリ別売上は色の凡例の役割を果たしている。


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○Viewの改善点
地域・カテゴリ別売上マップを全国にする。
(But)一つ一つの円が小さく、それぞれのカテゴリ売上割合を見ることが困難


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○Viewの改善点
地域ごとのカテゴリ売上割合を棒グラフで表し、カテゴリごとの売上年推移を折れ線グラフで表す。

Q7

○Viewで見たいもの
割引率と利益率の相関性を見たい

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○Viewの悪い点
折れ線グラフが2本並んでいての、相関性がわからない。


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○Viewの改善点
月ごとの割引率と利益率の散布図を作成する。


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○Viewの改善点
月ごとの値を円にして、同じ月の値同士を線で結び、傾向線(多項)を引いた。

まとめ

データビジュアライゼーションは

  • 目的、伝えたい内容
  • 閲覧者が誰か(役職、役割、ビジュアライゼーションを読み解くスキル)
  • 利用されるシチュエーション
  • 表示される環境(画面サイズ、デバイスなど)

を考慮して作成する事が大切!